昼下がりの繁華街
もう随分とその形のままの氷を
眺めている その視線の先
いつまでも降り続ける
昨日の最後の茜空
だけど今は道ではじけてる
湿り気は部屋の隅々まで柔らかくする
池の中の魚たち 波紋の下でいつも通りに
雨宿りの僕ら 軒下でじっとしていて
いつの間にか長袖が似合ってきたね
くしゃみしたら寒くって鼻をすすった
下ろしたての靴は程好い感じにウェッティ
水たまりのリズムで歌おう
どうせ周りは知らない人ばかり
カエルたちを心に住まわせて
こんな時に悲しいのは
僕は口笛を吹けないから
いつだって誰かを幸せに出来る
そんな旋律を奏でたいのに
あの星が落ちて来た夜
みんな珍しそうに眺めてた
この空の誰もが無関心の風景も
あの無邪気な瞳たちにはきっと
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます