グラデーション
夕暮れのアコーディオン哀しく響く
カラスが電信柱に大勢集う
街灯がそれぞれ光を灯す頃
遠く遠く眺めてる
どんな芸術家でも描けないような風景
隙間無く敷き詰められた哀愁で満たされる
お日様もリタイアしてじきに暗くなるだろう
こんな時刻 エンジン音さへ淋しくて
遥か昔の自分とどこかで繋がって
家々の窓から光がこぼれだす
赤い空に一番星が光ります
夜の精霊が世界の魔法をかけている
群青色の風 峠を駆けていく
家路を急ぐ波の中に溶け込んで
まだまだ自分の場所までは遠い
公園で哀しいピエロが一人
一人でおどける練習を
もう誰もいない公園で
ざわざわと木の葉ゆらゆら揺れている
黒い影が辺りに散らばるよ
昼間とは違う顔で笑ってる
海に反射する光を過ぎて
見慣れた景色を見下ろして
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