第9話 恐怖の四日間(9/14)
恐怖の4日間
私の恐怖体験をお話ししよう。
その前に下記の内容はかなり身体張ってます。
ここにしか書けない内容かもしれません。
なので、生暖かい気持ちで読んで下さい、お願いします。
始まりは一週間前。
シャワーで頭を洗っている時に起きた。
頭を洗っていると、きーんきーんという不気味な音がする。
「ま、まさか、あいつか……!?」
私は泡に頭を包まれながら、恐怖におののいた。
「や、やめろ。今はやめろ! この体制では戦えないんだ!!」
しかしあいつは、そんな私の心の叫びなど気にすることなく、攻撃を開始した。しかも有り得ない場所に。
そこは……下っ腹……。
局部のちょい上。
爽やかな癖毛が涼しげに揺れる場所。
なぜ、そこに刺したし!!!
そう、あんな場所を刺して吸いやがった、私の血を!!
しかも血を吸う蚊はメスだ!!
女の敵は女とは良く言ったもの。
つまりこれは、怨念か!?
風呂場から出る頃にはもうかゆくてかゆくて。
しかしかゆみ止めが見つからない。
しかたがないと、誘惑に負けて搔きむしる。
「ああ、気持ちぃぃぃいいいい」
かゆみは搔いちゃだめだと言われるけれど、搔いた時の気持ちよさはこの世の楽園。だから私はあいつを心から憎めない。
ってなことで、掻きむしったあとはかゆみも消えて(体質的に蚊に刺されてもかゆみが治まるのが早いのです)、スッキリ爽やか。完全にそのことを忘れていました。しかしこれが新たなる恐怖の序章。
そして翌日、「そうだ、風呂掃除しよう」と思いつく。
実は数日前に「スーパーハード 風呂用」という洗剤を初めて買っていた。このシリーズは高いけど(1000円)優れもので、是非オススメです。
それはともかく、スーパーハード風呂用の威力を確かめたくて、風呂掃除を決行した。いつもよりも丁寧に、壁・天井・床・風呂桶・蓋・おけ・椅子等々、もう徹底的に。
最初は半ズボンとTシャツだったけれど、籠もった熱気に汗だくになり、最終的には下着だけで掃除をして、約2時間。
「あん、ピカピカ♡」
ここ数年、適当に洗われていた風呂は、すっかり蘇った。
ところがそのまた翌日、なにかお腹が痛い。非常に痛い。痛いどころの騒ぎじゃない。ちょっと触れただけで飛び上がるほどに。
「な、なんだ……これは……」
驚いて確認。
すると、爽やかなる体毛の下が赤く腫れ上がり、完全に化膿している。
「マジかよ!!」
化膿をした経験は色々あるが、その中でも一番最悪な状態になっているのが一目で分かる。
「なぜだ、なぜなんだ……」
そこで思い出す昨日の風呂掃除。
汗や洗剤が混じったような水にほんのり濡らされたおパンツ様の下には、掻きむしったあの傷が……。
うぁぁぁあああああ、やっちまったよぉぉぉぉおおおお(T^T)
どうする、どうする俺!?的な軽いパニック。
皮膚科に行くべきなの?
行って、こんな場所を晒さないと駄目なの??
その前に、爽やかな体毛様とサヨナラすべきなの!?
でも痛くて、カミソリなんか当てられないんだけど!?(T^T)
どうしていいのか分からず、半べそ。
そしてふと思い出す。
「そ、そうだ、去年、皮膚科で薬もらったっけ……」
古い薬は使っちゃいけないと言われている。
でもそんなことを考える心の余裕が私にはなかった。
薬箱を引っかき回し、チューブ型の薬を発見。
でも違う薬かもしれないんでGoogle先生にお伺い←ここまでマッパ
化膿用の薬だと判明し、患部に塗りつけ、絆創膏で封鎖←まだマッパ
「お願い、治って!」
祈るような気持ちでようやく服を装着。
その後三日間、薬と絆創膏を取り替える日々。
だんだん患部の痛みが消えてきて、よくなっている感じがした。
すると今度は、絆創膏に貼り付いた爽やかな体毛様が引っ張られて、チクチクチクチクと痛みがorz
今日は四日目。
痛みは完全に消えました。腫れも引いてます。
ただ治り始めたせいか、かゆいです。
そして相変わらずチクチク痛いです。
これが私の恐怖体験です。
皆さん、蚊に刺された時は薬を塗りましょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます