第5話 油断大敵

生徒会の仕事を終え、


模型店でおじちゃんと1時間くらい


雑談した。


そこまでは順調だった。


帰り道、サイクリングロードを走り


口にたまった唾を後ろに吐いたその時


マウンテンバイクの左ハンドルがいつの間にかガードレールに引っかかり…


倒れていた。


その間のことは覚えていない。


左人差し指の肉をえぐっただけで済んだのは


不幸中の幸いだった。


自転車のチェーンも外れ


指血だらけのまま帰るはめになってしまった。


あーあ、最悪。



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