フェーズ:007『飛行機が落ちた日』
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Title:『飛行機が落ちた日』
【記者A】
「事故があった日、
あなたは搭乗予定だった飛行機に乗り込む直前で、
具合が悪くなったんですね?」
【女性】
「はい……突然目眩がして、
意識が朦朧とする中、お医者様を読んで頂いたんです。」
【記者B】
「聞けば、脳の血管が破裂寸前だったとか?」
【女性】
「……ええ。もしあのまま飛行機に乗っていたら、
命を落としていたはずだと主治医の先生が仰ってました。」
【記者C】
「まさに奇跡ですね。
しかも、あなたが乗ろうとしていたボーイング787-9は、
10分遅れで離陸した直後に
民間のセスナ機とぶつかり……爆発炎上ですからね。」
【女性】
「神様が頭痛というサインを通して、
危機を教えてくれたのかもしれません……。」
【記者D】
「いや、どちらかと言うと悪魔か死神でしょう。」
【女性】
「……えっ。」
【記者E】
「飛行機乗れば良かったのよ……あなた。」
【女性】
「何を言ってるんです?
乗ってたら、脳の血管が!
それに飛行機は落ちたんですよ!
乗員乗客192名が死んだんですよ!?」
【記者F】
「はぁ……あんた、なんにも分かってねぇな。」
【女性】
「分かってないって……あなた達なんなんですか!?
失礼なことばっかり言って!
本当にマスコミの人なんですか?」
【記者G】
「……違うよ。悪魔か死神だ。
あんた、呼ぶの得意だろう?」
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