そろそろ最強勇者にも飽きてきたので最弱勇者の話を書くことにしました。
伊武大我
旅立ちの朝だ…フフ…
「さぁ勇者、起きなさい。旅立ちの日ですよ。」
母さんの声だ。
ついに来た。ついにこの日が来たのだ。
ついに勇者として旅立てる日が来たのだ!
「フフフ…フハ、フハハハハハ!!」
楽しみすぎて笑いが止まらないぜ…
今まで魔王退治に出た者は全員戻らなかった…
そしてとうとう俺のところに順番が回ってきた…
フフ…しかし俺は違うぞ…
いつ魔王退治に旅立ってもいいように小さい頃から魔法と必殺技の鍛錬は毎日欠かさず行ってきた…
剣も中古ながら有名ブランドの物(1500ゴールド)をケンちゃんち(武器屋)のお父さんに研いでもらった完璧なものだ…
フフフ…魔王よ…俺に倒されるのを震えながら待っているといい…
ハハハハハハハ…!
そして装備がパンツ一丁の勇者は、ベッドの上に立ってひとしきり高笑いしたあと「とうッ!」という掛け声と共にベッドを飛び降り、かっこよくヒーロー着地を決めたとこで、思っていたよりも着地の衝撃が強く、
死んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます