～大陸主要国家と特徴～

◆ノルドスカディナヴィア超大陸の姓名はノルドマルク・スヴェーアレース・スミオカンサクンタ・ノルゲスヴェルド・イーストトゥーレスカネィ系の五種類と、ハリアサ・ヴィキング系が存在している。

◆ノルドマルク系……名前＝父親の名前（語尾にSENが付く）が一般的。

　名門貴族の家系では名前＝生まれ順の数字＝家門姓＝父親の名前（語尾にGuldが付く）。

　王家の家系では名前＝プリンス（王子）orプリンセージ（王女）＝生まれ順の数字＝王朝姓＝国王名。

◆スヴェーアレース系……名前＝父親の名前（語尾にSONが付く）が一般的。

　名門貴族の家系では名前＝ローランティア語で生まれ順の数字＝家門姓＝父親の名前（語尾にAURUMが付く）。

　王家の家系では名前＝プリンス（王子）orプリンセッサ（王女）＝ローランティア語で生まれ順の数字＝王朝姓＝国王名。

◆スミオカンサクンタ系……名前＝祖父母の名前＝名字が一般的で、公式の場であっても名字を呼ばず、名前のみが呼ばれる事が多い。

　名門貴族の家系では名前＝祖父母の名前＝生まれ順の数字＝家門姓。

　王家の家系では名前＝祖父母の名前（主に父方）＝プリンシ（王子）orプリンゼッサ（王女）＝生まれ順の数字＝王朝姓。

　北部部族では

◆ノルゲスヴェルド系……名前＝ミドルネーム＝父親の名前（語尾にSON／SENが付く）or名字が一般的。名前とミドルネームがハイフンで結合しているダブルネームを持つ人物が珍しくない（△△（名前）‐□□（ミドルネーム）的な感じである）。

　名門貴族の家系では名前＝ミドルネーム（生まれ順の数字である事が多い）＝家門姓or領地名称。こちらも名前とミドルネームがハイフンで結合しているダブルネームが多い。

　王家の家系では名前＝ミドルネーム（生まれ順の数字である事が多い。ローランティア数字を使う事が法律で定められている）＝プリンス（王子）orプリンセッサ（王女）＝王朝姓。

◆イーストトゥーレスカネィ系……名前＝父親の名前（男性なら語尾にSON、女性ならDÓTTIRが付く）が一般的。また親のミドルネームを名字的に使う事も普通である（こちらも男性なら語尾にSON、女性ならDÓTTIRが付く）。また同じ社会集団に属する二人の人物が、同じ名前かつ同じ父親の名前だった場合、僅かであっても後に生まれた者が名前＝父親の名前＝父方の祖父の名前を名乗る事が法律で定められている。

◆ハリアサ・ヴィキング系……名前＝所属する船団名＝性別（男性はAuðr、女性はAfr）が一般的。ただ女性は身体的特徴や技術や得意技や好物、もしくは保有する〈船舶〉と〈武具〉の特徴を示した〈称え名〉を使われる事が多く、概ね女性は「〈称え名〉の△△（名前）」で呼ばれる事が多い（例を挙げると〈三段突き〉のヴァナ、〈捕え上手〉のドリーヴァ、〈優れ整備〉のクヌーイ、〈強風剣〉のゲルシミ、〈野苺〉のヒャルリ、〈天藍石〉のオッドルーン、〈青き双胴船〉のボルグニーetc…）。

　〈称え名〉は女性が一五歳になる年の春に、占いに長けた長老が名付ける事が定められており、少しでも良い〈称え名〉が貰える様に、長老に菓子や花束や装飾品等の付け届けをしたり、着飾って歌や踊りや大道芸や楽器を奏でて接待するのが習わしになっている。その為、毎年〈称え名〉を定める行事は、大規模な春祭りとなっており、超大陸内外から多数の観光客がハリアサ・ヴィキングの船団を訪れている。

　ちなみに〈称え名〉は一度定められたら変更する事は基本的に不可能。

　どうしても変更したい時は、最低でも〈青銅級〉以上の魔物を独力で狩るか、高名な冒険者団や戦士／傭兵団に加わって大きな成果・戦功を上げるか、商業的に大きな成功を収める必要がある。

　所属する船団が変わったり、自ら独自の船団を立ち上げた場合、名前の次に表記される船団名はそれらに従って変化する。