エウロペロ・オヴェル空域シリーズ設定資料集

イタリクケントゥム超大陸

イタリクケントゥム超大陸

◆エウロペロ・オヴェル空域の東南部に位置している浮遊超大陸である。

◆大陸を創造した神は、大いなる狼女神・ユーマテル＝ルプスレクス

◆大陸総人口は六〇兆人を数える。

◆大陸総面積は約三〇𥝱一三〇〇垓平方キロメートル。

◆地球のイタリア系が非常に多く来訪・転生した事から、イタリア語とラテン語をベースにした言語体系になっている。また諸文化・生産物もイタリア由来の物が非常に多い。

◆大陸内で最も多く流通している通貨はフィオーレ・ローマ。これは大陸西～中南部の大部分を領土としている、ロマネスク連邦共和国の通貨である。

　金額は下記の通り。

・一フィオーレ・ローマ

・一〇フィオーレ・ローマ

・五〇フィオーレ・ローマ

・一〇〇フィオーレ・ローマ

・一〇〇〇フィオーレ・ローマ

・五〇〇〇フィオーレ・ローマ

・一万フィオーレ・ローマ

・五万フィオーレ・ローマ

・一〇万フィオーレ・ローマ

・一～一〇〇フィオーレ・ローマは正方形をした白銅貨幣である。

・一〇〇〇～一万フィオーレ・ローマは紙幣。

・五万～一〇万フィオーレ・ローマは正方形をした金貨で、一～一〇〇フィオーレ・ローマ通貨より、一回り大きいサイズである。

・五万～一〇万フィオーレ・ローマは一般的には流通しておらず、企業／銀行間の取引に用いられる事が専らである。

・一フィオーレ・ローマは日本円に換算すると約七〇円程度の価値である。

◆大陸で用いられている言語は、イタリア語をベースにした言語であるイタリクケントゥム語である。北部・中部・西部・南部の四種類があり、ロマネスク連邦共和で主に用いられる中部イタリクケントゥム語が大陸では「標準語」の扱いになっている。

◆またローランティア帝国の中核地域でもあったので、中山間地域ではローランティア語が日常的に用いられている。

◆気候は地中海性気候。全体的に夏季は日差しが強く乾燥し、冬季は雨が多い傾向にある。大陸形状が南北に長い為に南北における気候差が大きい。大陸北部は標高が高い為、年間を通じて冷涼で、冬季は厳寒である。大陸中央部は年間を通じて比較的温和な気候であり、寒暖差が小さい。大陸南部はより温暖であり、年間を通じて降水量が多く湿潤で、夏季の気温が高い傾向にある。

　また大陸東部と西部では日照時間に差があり、西部の日照時間は、東部よりも約三倍も長い。また東部は西部に比べると年間を通じて低温傾向にある。

◆また沿岸部の直下にある〈地の底の大地〉には、広大な海洋域が広がっており、その為、沿岸部地域では盛んに魚介類が食されている。

◆個々の地域の食料生産・産業力が非常に高い為、却って各地域に中小規模の勢力が乱立し、大陸全土をまとめ上げる大勢力が存在していないのが特徴である。

◆その中で唯一の大国と呼べる国家が、大陸西部と中央部の過半を領土とするロマネスク連邦共和国である。その国家ドクトリンは防衛主体であり、他国に覇を唱える戦略ではない。また大陸では唯一の議会制民主主義国家でもある。

◆平均身長は男性一七七センチメートル、女性一六八センチメートル。

◆イタリクケントゥム超大陸における主な名詞は以下の通り。

〈魔術師〉→マジア・マエストロ（Magia maestro ）

〈魔術〉→マジア・ミラコロ（Magia miracolo）

〈血統騎士〉→カヴァリエーレ・ダ・トゥオノ（Cavaliere da tuono）

〈自由騎士〉→カヴァリエーレ・ダ・ベント（Cavaliere da vento）

〈契約の騎士〉→カヴァリエーレ・ダ・ピッチョーネ（Cavaliere da piccione）

〈正騎士〉→カヴァリエーレ・ダ・カステッロ（Cavaliere da castello ）

〈守護霊使い〉→クストーデ・マエストロ（Custode maestro）

〈大いなる騎士〉→カヴァリエーレ・ダ・ロッチャ（Cavaliere da roccia）

〈人工魂魄〉→フィオーレ・ダ・ベリッシモ（Fiore da bellissimo）

〈機甲馬〉→マッキナ・カヴァッロ（Macchina cavallo）