神聖東ローランティア帝国と神聖西ローランティア帝国

◆両国で大陸北部全域を領土としている。神聖東ローランティア帝国の首都はパアルス・ウルサス(Palus Ursus)。神聖西ローランティア帝国の首都はコローニア・セントルム(Colonia Centrum)。気候は西岸海洋性気候である。


◆人口は神聖東ローランティア帝国は六兆六〇〇〇億人。神聖東ローランティア帝国は六兆三〇〇〇億人。


◆両国共にローランティア帝国の国号を名乗っているが、構造的にはローランティア帝国の後継国家でも何でもない。自称的な面が大きい。


◆元々の両国領域はローランティア帝国の「北ダイチェラント属州」であり、ローランティア帝国大分裂後、再生歴七七年/西ローランティア帝国歴三三一年に冒険者団〈七本の樫〉団長アルマン=クロードヴェッヒ=ハームビュッヒェンの活動によって独立化。そしてアルマン=クロードヴェッヒ=ハームビュッヒェンによって属州中央部にいた在地部族長グループが国家支配層に押し上げられ、自然と帝室と上級貴族層を形成していく。


◆再生歴二八六年、西ローランティア帝国の崩壊をもって、神聖ローランティア帝国を国号とする。


◆再生歴一〇〇三年、第一六次帝位継承戦争の末、国土中央を南北に流れる〈大いなる蛇〉大河を国境線として東西に分裂。それ以来両帝国は、長きに渡りダイチェラントラ大陸南部の一六〇ヶ国を巻き込んで角逐を繰り返す状況になっている。


◆国体は両国で異なっており、神聖東ローランティア帝国は中央集権化が極めて進んだ皇帝独裁制。神聖西ローランティ帝国は貴族議員による半立憲主義的議会制である。

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