第10話
「先輩、10月です」
「そうだな、月日が流れるのは早ぇな」
「ハロウィンですよ!」
「……お前、本当に食いもんが関わるイベント好きな」
「かぼちゃ美味しいじゃないですか! あとハロウィンの色味が好きなんですよ、オレンジと黒! そして紫! 可愛いですよね」
「かぼちゃって言っちゃってんじゃん……」
「そしてハロウィンと言ったらアレですよ、アレ。とりっくおあ、えー、と、とりーと?」
「お前の英語できなさにはびっくりするわ。トリックオアトリートな」
「そうそれ」
「朝一からそれかよお前」
「いいじゃないですかー。いっつも私の引き出しからお菓子持ってくくせにー」
「お前のお菓子は俺のもの。」
「いい歳してだせぇジャイアニズム披露すんのやめてもらえます?」
「因みに悪戯を選んだらどうなるわけ?」
「これ以降、先輩に渡すお菓子は全てたこ焼きようかんになります。」
「悪戯がエグい!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます