パルチザンになりたい気分だ


友人とネットでやり取りしていたら、「アンドレイ・チカチーロ」というソ連時代のロシアの殺人鬼を紹介されました。


もとよりちょっと変わった方で、肉体的なアレコレにも(勃起不全とか)で劣等感のある人みたいで、殺人/陵辱を繰り返し行い、そのうち逮捕されるわけです。

初めて人を殺した時に射精して


「パルチザンになった気分だった」


などと意味の分からん供述をしており、オレは訳もなく魂を揺さぶられました。ええ、激しく。彼の慟哭が響いたのです。

パルチザンというのは、第二次世界大戦時の東部戦線のソ連のゲリラ兵のことです。


私は人を殺してオナニーするとか、そこまでのジル・ド・レ先生みたいな趣味はありませんが、

事の良し悪しとか、変態性のベクトルの向きがどうかとか、そんな事は問題じゃなく、彼の率直で、射精の本質を突いた何かにオレはやられました。





+゚*。:゚+(*´∀`*)+゚:。*+*:.。☆..。.(´∀`人)

射精=パルチザン────。

*:.。☆..。.(´∀`人)+゚*。:゚+(*´∀`*)+゚:。*+





世知辛い人生にモミクチャにされて、私が忘れていた純粋な、あのオナ感情を彼は「パルチザンになった気分だった」と表現したのです。



嬉しくなったぼくは、昨日は夜ふかしして、4回もパルチザンになりました。

馬鹿かと思います。

今夜もパルチザンになりたい気分だ─────!

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