ゲンソウワークス編について(ネタバレ無し)



 これは去年まで書いていた、ホラー物が元ネタです。

 なので雰囲気が暗い。

 全くの別作だったのですが、筆を止めました。

 筆を止めた理由の一つに、マジっぽい怪奇現象がありまして。



 夜中の二時。一人パソコンに向かって書いていました。

 そのときのタイトルは『平成異聞録ゲンソウワークス』で二章の終盤、原稿用紙で五百枚ぐらいまで書いてたかと。

 予定では四章、千枚ほどで終わりでした。珍しくプロット立てて、しっかりとした文体で、ニヒリズムとカタルシスを心掛けて。

 

 ただ一章の中盤、敵役の怨霊に主人公が襲われるシーンが気に入らなく、推敲を続けてまして。

『この怨霊の経歴がほしいかな。邂逅シーンでも書きたそう』と、パソコンに向かって怨霊の経歴を書いてました。

 もちろん、架空の人物の事ですが。


 するといきなり「やめとけ」と、部屋に男の人の声が。

 しっかりと聞こえました。

 指、止まりました。

 もちろん、私以外に誰もいない。

 音楽もTVもつけてません。

 ビビりながらも『気のせいだ』と言い聞かせ、寝ました。


 次の週。

 その怨霊を退治する場面を書いていたんですが、急に吐き気と眩暈、お腹や体の節々が痛み、気分も最悪。

 即、病院へ行きまして。

 医師に「しばらく(小説を)書くのを止めた方がいいですよ」と。

 

 忠告通り、しばらく書くのを止めて一か月後。

 体調が良くなったので、またまた書き始めました。

 そしたらまたまた同じ声がして体調が……。

 

 医師に、今度は入院を勧められました。

 栄養失調だったそうで。

 きちんと食事はしてるのに、何故か病院の体重計に乗ってみると、体重が激減してました。家の体重計が壊れてたのか、わかりませんが。

 入院は断りましたけど「こりゃガチかも」と心配に。

 友人に相談して「もったいないけど『平成異聞録ゲンソウワークス』は放棄しよう」と。

 パソコンから原稿データをUSBに移し、念のため別の友人にロックしてもらい、今も封印中。

 

 タイトルと雰囲気は好きだったのでそこだけ引用して『K・A・I』の過去編として書き直してます

 もちろん、本編は設定など全て変更してますので、ご安心を。

 今のところ怪奇現象は無いです。金縛りとスランプぐらいですね。 笑


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