第9話告白

テストが終わってこれから夏休み。俺はセレナを麻公園に誘い出した。今日は俺が待ちに待った告白のチャンスだ。でもちょっと自信がないや。

「お待たせ。」

セレナはいつもの制服じゃなくて、ワンピースを着ていた。悔しいけどかわいい。


公園では池や鳥を見ながら昼食を食べた。ご飯を食べると鳥が餌をほしそうにこっちにやってきて、そんな時間が楽しく思えた。このとき彼女のことをもっと大切に思えてきた。

夕方になった。

もう帰るのか。告白もする気持ちが高まってきた。

「俺は、今までお前がいるとなんか気が滅入ってた。でも違うんだ。」

「?」

とうとつに言った。

「俺はセレナの優しさに気づいてやれなかった。そんな俺でもお前を大切にしたい。そ、そのつまり、お前が好きだ。」

「嬉しい。ありがとう。私も本当はだんだん好きになっていた。だから、もっと大人にならなくちゃって。こんな私でもよろしくお願いします。」

俺はとても嬉しかった。彼女を手放せなかった。

「キスをしていいか?」

「ん。」

2人は唇をくっつけた。

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