春秋堂のカードゲーム

第0話 登場人物及び紙牌の説明

この説明は本文の中でもなされているので、読み飛ばしても大丈夫です。

《ハイドラ一党》

・ハイドラ　

　ハイドラ一党を率いる若き女盗賊。大胆不敵でさっぱりとした性格だが、用心深い一面も。

・ジャボ　　

　ゴリラのような筋肉質な中年男。副官兼ハイドラのおもり。

・メガロマニア　

　青メガネをかけた若い男。病的な嘘つき。

・ココ　

　まだ少女と呼べるくらいの年齢。おとなしい性格だがメガロマニアにだけは強気。

・先生

　老齢の為、もっぱら頭脳仕事を得意とする。

　◇　◇　◇

《ウルフパック一党》

・ウルフパック

　ウルフパック一党を率いる男盗賊。ただし現在はとあるホテルに雇われ裏の仕事をしている。傲岸不遜で自分を高く見積もる性格だがケチ。

・チーリン

　人を食ったような性格の若い女。常に物事のコストを意識して動く為、ウルフパックとは気が合う。

・リサー

　一党の中では割と常識人の若い女。ただし浪費グセがある。

・山猫

　リサーと並んで割と常識人の男。車を運転したりウルフパックのためにオークションでチケットを取ったりと、よく考えると下っ端的な扱いを受けている。

・シパシクル

　奇人。プリンを食べる時はグチャグチャにかき混ぜて食べる癖がある。

　◇　◇　◇

《紙牌について》

・紙牌とは太極春秋堂と名乗る謎の企業が発売する超自然的な能力が添付されたカードである。

・紙牌を使うには、掲げて念じるかまたは「実装」と言えば良い。

・現在までのところ24種類発売され、近日新しいカードが発売されるらしい。

・発売時点で大変高価なうえ希少な為、流通は事実上マフィアや闇ネットサイトが担っている。

・対象物に触るか「本名」を呼んで使う。その為、ヤクザな稼業に就く人達は必ず偽名を名乗る。

・カードを逆に保持すると、他からのカードの効果を打ち消すことができる。