秋
秋の冷たい風が 僕の心に突き刺さる
暖かな陽気がそれを癒やすこともなく
悲しみなんかありゃしない
しかしこの不安はなんだ
希望も絶望もない
秋の長い夜更けに 僕の思考は囚われて
小さな星の光が答えをくれることもなく
街は明日も在り続け 営みが繰り返される
そこから逃げ出す手立てなどなく
そこから逃げ出す理由もなく
漠然とした不安に覆われて
人間に生まれるには 荷が重すぎたのかもな
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