第4話 月見会議4
女「壁ドンってあるじゃん」
男「あるね」
女「あの少女漫画で使われるほう」
男「はいはい」
女「あれの練習を堂々とできる方法を思いついたんだけど」
男「なるほど(あ、こいつ馬鹿だ)」
女「その名も」
男「その名も?」
女「ドアドン」
男「ドアドン」
女「押引タイプのドアの板の部分を押しながら心の中でセリフをつぶやくんだけど」
男「ふむ」
女「心の声の漏れを呟いててドアの向こう側のやつに聞かれた」
男「それは死にたくなるな」
女「穴があったら入りたいって言葉は本当だな」
男「それより」
女「ん?」
男「女の理想の壁ドンってどんなんよ?」
女「知りたくば試してみよ」
男「え?俺がやるの?」
女「お前は私の何なんだよ」
男「ふむ・・・とは言ってもだなぁ」
女「おいおい、この程度もできないのか?シャカボーイめ」
男「シャイボーイな。お釈迦様の徒弟みたいになってんじゃん。」
男「うーん、まぁ・・・しゃあないな」
女「よし」
女「じゃあドンって言ったあとそのセリフを言ってくれ」
男「はぁ」
女「よし、いいぞ」
男「ドンッ」
女「うっ」
男「お前が食らってんじゃねぇか」
女「壁ドンはまず避けるところから始まる」
男「格闘家かな?」
女「しょうがない、じゃあ避けたこと前提でやるか」
男「認識のズレを感じるな、それが当然なんだが」
女「よし、いいぞ」
男「ドンッ」
男「俺の女になれ」
女「うわぁ」サーッ
男「ひくなよ!」
女「思った以上に堪えたわちょっと中止」
男「なんだよ!じゃあはじめからすんなよ!」
男「全く。ちなみに答えは?」
女「勝負に勝ったらお前は俺の嫁だ!でしたー」
男「戦闘なしには考えれんの?」
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