情熱

瞳を見た

何が映るか知りたくて

そっと 俯いた頬

左手で起こしてみた

もっと見つめたくて


こんなに長い沈黙

僕は嫌いじゃない

遠くから聞こえてくる

二人分の鼓動


柔らかな傷を癒して

夜に波のヴェールを掛けて

砂に埋まる爪先

このままどうか 時をこの手に

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