短いお話

@tesup

第1話 ハゲ

 「朝」それは誰にでも来る。人にも、植物にも、動物にも、ハゲにも、朝は来る。

このお話はあるハゲの話です。ハゲの名はPと言おう。

 Pは朝6時に起きる。いつものように布団から出て布団を畳んでカーテンを開けて洗面所に行った。途中に猫がいた。その猫は最初捨て猫だった。捨て猫だった猫をこのPが拾ったのだ。名前は「やーまん」と言う。「やーまん今日は遠く行くなよ」彼はそう言って洗面所に向かった。洗面所についた彼は、いつも言ってることを言う。「また髪の毛減ったな・・・」彼は悲しい声で呟いた。顔を洗い歯を磨いて育毛剤を頭皮に3滴ぐらい振ってリビングに向かった。「かーちゃん朝飯なに?」「ヨソッテルカラハヤクタベナサイ」「朝飯何って言ってんだろったく頭わりーな」この喧嘩は日常茶飯事だ。

 彼は朝飯の生姜焼きを食べて部屋に戻った。「フー今日は株で10万ぐらい儲けるか」彼は5ヶ月前から株に手を出して失敗している。今も30万ぐらいのマイナスだ。パソコンの電源のスイッチを入れてコーヒーをすすった。「あちいよ」彼は猫舌だ。ブラウザを立ち上げて、お気に入りに入れているニコニコ動画を開いた。「ちょっと早いけど放送すっかな」そう言って彼は配信を始めた。配信を初めて1分が経つとミントと言うニートが「Pさん今日仕事は?」とコメントした。ミントは皆からミートと呼ばれている。ミントとニートが合体した名前だ。「今日仕事休みだわー。今日も外道でもスッカ」そう言って、ゲームの電源を入れた。彼の趣味は、ゲームで外道行為をすることだ。今日は、マインクラフトで外道行為をしようとしている。

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