詩 本編
アスガクルナラ
悴んだ指の先で
僕が触れようとしたもの
キラキラと輝く朝日に消されそうな
ちょっと脆い枕元の夢
窓の外では鳥が囀るし
もう全てが僕を待ってくれない
深呼吸をすればほら
体に馴染んだ名前や記憶が
浮かびあがってくる
今日も今日とて僕でいよう
それが例えどうしようもない日々でも
明日が来るなら僕は止まらない
明日が来るなら僕は止まれない
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