9/15 『肩揉み』

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 斂侍電志れんじでんし:青みがかった黒の長髪に眼鏡の少年。鋭い目つきでよく怖がられる。超論理思考。


 倉朋愛佳くらともあいか:背中まで伸びた茶の髪に垂れ眉と切れ長の目を持つ少女。一人称はボク。感情の赴くままに生きる。


〈DDCF〉:宇宙戦闘機設計部でその名の通り設計士が集まる部署。室内は広大で、棚と机が雑多に並ぶ研究所風の空間。壁や天井は木目調で、床は靴音を吸収するカーペットが敷き詰められている。部屋の一角、宇宙がよく見える大窓の傍に電志と愛佳の机がある。


☆★☆★


〈DDCF〉は今日も平常運転。

 愛佳が作業の手を止めて話し出した。

「さあ電志、そろそろボクたちのトークショーの時間だ」

 それを受け電志も作業を中断し、応じる。

「ああもうそんな時間か」


「今日の執筆状況は、カクヨムの最新話が大体3分の1程度まで進んだらしいよ」

「1話の3分の1か、大体どれくらいの文字数なんだろうな」

「最近は1話で2200~2500文字近辺が多いって言ってたから、その3分の1だね」

「800文字辺りか」


「作者がね、仕事で肩が凝るんだけど、自分で肩揉みしたら『使う力と回復量どっちが多いのか』で悩んでいるらしい」

「……それはまた、変なことを考えるな」

「自分で肩揉みしたら、回復するために力を使っているから等価にならないかな」

「どうだろうな。往々にして消費する力の方が回復量より小さい。無限機関ってできないだろ?」

「そうか、等価だとずっと循環できるもんね。じゃあさ、自分で肩揉みしたら損するだけじゃあないかい?」

「……素直にマッサージ店行った方が良さそうだな」

「今日はここらで締めようか」

「そうだな」

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