第11話 死のごとく強し

死のようにつよいあなた


鯨の神秘的な泣き声に似て、


茫漠として残酷な闇の世界


きらめいているのは、その鎌


農具、革命の象徴でもあり、生活の象徴でもある。


いつも愛してるって言っただろ。


でも愛がせき止められて出てこれないから鎌を振るう。


享楽の父、


象徴的権力の斜陽


金星よ、ああ、


知識は力と同時に悲哀をもたらすではないか。


完全とは不完全のことだから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る