第8話 展覧会に行きましょう。

秘書『私のしている事はわかってくれたかしら?』

店長『まあ、なんとなく。』


秘書『チェックよ!』

店員『会計ですね』

すっと、秘書は現金を置いた。

店長『やっぱ、お洒落ですね。かっこいいな。』


秘書『当然よ。』


外へ出る二人。


秘書『今日は、まだ用事があるのよ。これ』

店長『展覧会の案内ですか、今からここへ?』

秘書『察しがいいわね。歩いていける所だから、向かうわ。』


元気に、二人で歩く。


通りすがりの女性『カップルかしら?見た事あるブランドね。』


店長『結構知名度あるんですね。』

秘書『そうね、日頃の結果に思えるわ。』


交差点で立ち止まる二人。


タクシーが走り抜ける。


着いた!

店長『おお?へぇぇ、あんまり普段来ないんですよね。最近、展覧会流行っているんですかね?』

秘書『今日はそれを調べに来たと言っても過言じゃないわ。』


中には、 絵、 が飾ってある。

入場料は無料だ。


秘書『絵が飾ってあるわ。町の絵があるわね。今まで見たことない絵ね。』

店長『ショッピングモールには合いそうにないかな?』


案内人『ようこそ、こちら苦めのコーヒー好きの展覧会 通称コヒコヒ展覧会』

秘書『面白いネームね。コヒコヒね。流行りそうね。』

店長『僕、コーヒー苦いの苦手なんですよ。どっちかていうと、酸っぱくて甘めがいいんですよ。』

案内人『二人がこうしてこれたのは、町の風、また、絵にも描けないような道裏で仕事をしている人からなんですよ。』

秘書『どういう意味かしら?私は、結構道の真ん中じゃないけど、人前にでて仕事する人のサポートをしているのよ。』

店長『僕はショッピングモールに来る人達が満足した買い物をしてもらう為に、接客しているんですよ。』


案内人『コヒコヒ展覧会をしていると、色々なお客さんが来ます。時には、非売品の絵を飾る機会もあります。もちろん芸術は人の為だと思いますので、売る絵もあります。気に入って頂いて買ってもらえれば、コヒコヒ展覧会としては、有難い事です。』


秘書『非売品の絵見たいわね。どこに飾ってあるのかしら?』

遠くの方に飾ってあるが、たくさんの人がいて見れない。


店長『絵はいいですね。接客の話題にしてもいいんですよね。』

案内人『そうですね、話題にして頂ければ、絵描きもよろこぶと思います。』


秘書『何か買える絵はないかしらね。このサッカーボールと一緒に会社に送りたいのよね。』

案内人『スポーツはお好きのようですね、こちらの絵がいいかと思いますよ。です』

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