横断歩道
今日は天才に出会った。
十字路で横断歩道の往復をしている中年の男を見つけたのだ。
通常、私たちが横断歩道を往復するときには、赤信号になってしまうと一度往復を中断されてしまう。
多くの場合は青信号になるのを待ちきれず往復を諦めるか、信号が変わる前に横断歩道に飛び出して轢かれてしまう。
しかしこの男は十字路を上手く利用し、往復中の横断歩道が赤になってしまったら、今度はもう一方の横断歩道を使うことによって常に往復作業を繰り返している。この方法なら何十、何百、いや、一日中横断歩道の往復ができるだろう。
なるほど、これは今まで思い付かなかった。今度から横断歩道を往復するときには私もこの方法を利用させてもらおう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます