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  • となりを見たならばへの応援コメント

    まだ母さんに甘えたいのに、
    そんなの忙しく働く母さんに言えやしない。
    そもそも格好悪くて出来やしない。

    父さんが早くに亡くなったもんだから、
    俺がしっかりしなくちゃいけない。

    ーーー

    そんな心の声が聞こえてくるようでした。

    タカユキの母さんを通して視えたのは、
    主婦だった頃の彼が大好きなお母さん。

    あの頃とは色々違っているけれど、
    日頃我慢して頑張っている少年へのご褒美のようなその僅かな時間に、
    となりにいるのは、やっぱり変わらず大好きなその人なのでした。


    『そんな時ぐらい我慢しないで、いっぱい甘えていいんだよ?
    いっぱい泣いていいんだよ?

    やり切れない気持ちを言葉に出す必要なんてない。
    きっと君の母さんなら、何も言わずに優しく抱きしめてくれるから。』


    なんて応援してあげたくなるほど健気な少年の、
    ほろ苦いけれど温かい夏の思い出。

    いつもながら素敵で心温まるお話をありがとうございました。

    作者からの返信

    ばるめさん、ありがとうございます。
    自分が応援されているような気持ちになりました。
    これは少し思い入れのある物語で……。
    これまでは書けなかった「部分」を初めて書いたものです。
    「部分」を言葉にするのは難しいのですが、これまで使えなかった引き出しのような感じかなと思います。
    こういうのを、もう少し書けたらいいなと思っていたりします……。

    読んでいただいてありがとうございます。
    コメント、とてもうれしかったです!