第3話 原文ママ
原文ママと原文は血の繋がらない親子である。
そのことを知った原文が非行に走るのも無理なからぬ話であった。
ある日、原文が財布の金を盗んだ。原文ママは怒るでもなく優しく言った。
「たとえ血は繋がってなくても、私達はお前のことをほうとう息子だと思っているよ」(原文ママ)
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