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  • 気取らない語り口が青春後日談の素敵な世界観を作りあげていますね。
    口語体の文章はとても難しいのに、「ポップ」さだけが上手く前に出て良い文章だと思いました。
    誰しもが経験する「負け組感」。誰を憎むことも出来ないどうしようもない、自身に対しての憤りと同時に押し寄せてくる諦観。感情の波が打ち寄せては帰り、海には幾つもの蟠りが綯い交ぜになっているのに、浜辺には空虚のみが介在していて、そこに一人取り残されて蒼天に押し潰されそうになりそう……。自分をそこに重ねました。多分アカリさんはもう他の男と付き合っていて、私のところには来ないのでは? サメと遊泳する未来さえチラついて、心臓の奥の方がクシャクシャになりそうでした。
    その刹那にアカリさんが現れて全て救われました。
    素晴らしいのは、その後を描かない事。聞きたいことはいっぱいあるし、実際アカリさんは今どうなのか、知りたいことは沢山ある。が、それを説明するのは野暮で。アカリさんの笑顔と前に会った時と変わらない言葉が、彼女が今も主人公を想っている事を説明せず語っている。
    序破急の破と急の間は短い方が良作であると言われますが、そういったシナリオ作りの基本もしっかり踏襲している作品だと思います。
    素晴らしい作品を有難うございました。

    作者からの返信

    詩一@シーチ様、まずはお礼を言わせてください。
    どうもありがとうございます。
    ちょっと日があいてしまって申し訳ございません。

    バトル好きな自分が「ありふれた夏の一日、サメ、バトル無し、等身大」を書いてみようと思った作品です。

    前述の縛りを入れるとどういう落としどころに持っていくか悩みました。
    爽快感や達成感などにはおそらく結びつかないだろう、でもリアルな日常ってそんなことの繰り返しでたまにスポットライトが当たったり当たらなかったりの転がる石みたいな人生が短編小説でどうゴールしたら、読者の方に何か感じてもらえるか。

    主人公が現実に幻滅し始め、未来に明るさなんかないんじゃないかと疑う時期として社会人一年目の夏は、設定として最適解だったと思っています。

    四か月で仲間の立ち位置ががらっと変わり、シャカイジンというシステムにがんじがらめになった自分がようやくつかんだ一日の解放。
    そこにはかつての楽園の象徴だったサーフィンと彼女がある。

    主人公はそこにピンポイントながら自分を取り戻す一日として賭けていたわけですが、サメさんがそれをぶち壊します。

    良く知っていたはずの彼女もだんだん理解できない遠いところの住人となり、自分は本当に何もかも喪くしてしまったのか?と夏の日差しにジリジリあぶられながら萎縮していきます。

    そこからの展開はすでにお読みいただいたとおりです。
    あとは「等身大」と同じところにいる読者様が感じた未来を思い描いていただけたらいいなと。

    詩一様はそこまで読み解いていただいており、作者冥利に尽きるを実感させていただきました。
    感謝申し上げます。

    人の感ずるところを動かす、という行為が創作の目指すものだとするなら、この作品は書いてよかったと思えます。
    今後ともよろしくお願い申し上げます。

    ファッ〇ンシャーク ←自分で書いてて何ですがこれ気に入ってます。



  • サメ怖いけど、二人ラブラブはよいですねー(*´∇`*)

    作者からの返信

    みゃもさん!

    読んでいただいてありがとうございますm(_ _)m

    ファンタジーやバトルなしの、ふっつーの日常@サメ風味でした。
    恋愛・ラブコメ、楽しいですね。

  • 青春ですね
    ラストの鮫が…

    作者からの返信

    スウィーツマン様、ありがとうございます。
    青春っていいですよね。いくつになっても青春。そしてサメ。