第526話 エビの尻尾

 寿司とは不思議な食べ物だと思う。

 なぜか高級志向があるにも関わらず、最近はワサビ抜きが主流になってたり、くるくる寿司のメニューを高級店の職人が審査したり、その食の位置づけが理解できない。


 ラーメンの鬼とか言われたラーメン屋さんに対するイラつきも相当なものだったが、最近はハンバーガーと寿司の位置は同じくらいだと錯覚してしまうほど大衆化し多様化している。

 僕は食通ではないがハンバーグ寿司とか目の前で食われると殴り飛ばしたくなる。

 ラーメン屋で食い方に注文を付ける店主も殴りつけたくなる。

 事実、ラーメン屋と喧嘩したこともある。


 食い物なんてものは、美味しけりゃいいのだ。

 価格を払えば誰でも食べれるのが当然なのだ。

 フレンチのドレスコードとか…さすがに長靴履いては行かないのだ、ネクタイ要りますか?


 その寿司で疑問があるのだ。

 エビってなんで尻尾の殻が付いているのか?

 喰わないよね?臭いよね?

 エビの殻はなぜ剥いてくれないのか?


 そんなに食い方にケチを付けられるほどの料理なら…なぜ殻を残さなければならないのか?

 皿の見栄え悪いよね?


 アレ…どう食うのが正しいのか解らない。

 まぁエビそんなに好きじゃないから頼まないけどね。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る