第125話 オマエがな…
「だいぶ新聞の記事の書き方に慣れたようだね」
社長は、僕が来社すると必ず長話をする。
歳のせいで耳が遠く、自分の言いたいことは喋りまくるが、こちらの言うことは聞いていない。
「ところで…スポンサー回りは進んでますか?何社かから丁寧な挨拶でとコチラに連絡がありましたよ…」
(スポンサー回りで忙しいんだよ!!)
同じビルの1階にある企業くらいは自分で行けよ…僕、フリーなんだぞ…。
「お任せしますけど、早めに回ってください」
(オマエが今、ココで足止めしてんだよ!!)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます