第120話 自営業
とりあえず、フリーライターということでごくわずかだが、定期的に収入がはいることになった。
ローカル新聞社で記者兼営業という形で依頼を請けることになった。
実際は名刺を持ってるフリーターなわけだ。
職安での扱いは…どうなるかというと…。
「定期的な収入はあるんですよね?」
「はい、わずかですが…」
「失業保険の給付は止まります」
「まだ、頂いてないのに?」
「給付準備期間中ですからね」
「あの、私、べつに正社員の就活を諦めたわけではなくですね…今後も続けるんです、年齢的な問題と職種を購買職としておりまして、残念ながら現在募集が無いので仕方なくですね…」
「定期的な収入がありますので…失業保険は受給対象にはなりません」
「なぜ?働いたら受給資格が無くなって、何もしてない方が受給資格を受けられるのでしょうか?」
「なにもしてないわけではありません、就業活動が条件になりますので、なんらかの活動をしてます」
「窓口に2回顔出せばお金頂けるんですよね?」
「…………」
この国おかしい…。
受給までの間、バイトしたら自営業!!
何だそりゃ!!
こっちは将来に不安しかないんだぞ!!
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