第95話 イミグレ
中国から香港へ…。
中国語しか喋れない係員。
日本語しか喋れない僕。
どうやら、キャリーバックを開けろと言っているようだ。
もちろん、断る。
やっと閉めたのだ…開けたら弾ける。
中国語VS日本語!!
15分の押し問答。
開けろVS嫌だ!!
日本語しか喋れない僕…WIN !!
「桜雪、凄いな~俺、真似できないわ」
本社の部長が感心していた。
「日本人に対する嫌がらせなんですよ、Noを突きつけるようにならないとダメなんですよ、日本人も」
鼻息荒く、胸を張る僕。
「真似できないわ~、真後ろに自動小銃突きつけられてさ~、Noと言えるオマエが凄い」
「えっ…」
後ろを振り返ると、肩から自動小銃ぶら下げた男2人と目が合って…血の気が引いた。
「教えてくださいよ!! マジで!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます