第79話 専用車線

右折専用車線がら空きだった。

隣の直進専用車線に1台のセダンが停車していた。

ハザードを付けたまま、交差点のど真ん中に停車している。


僕は、右折なのでウインカーを出して右折専用車線を進行していると…。

斜め前のセダンがハザードを消して、急に右折してきた。

反射的にクラクションを鳴らしたら、

横付けに並ばれ、右手で中指を突き立ててくる。

「あっ…バカだ…」

そのセダンは猛スピードで僕の前に出て走り去って行った…。


水戸ナンバー…まだ、こういう人種が生存しているのだろうか…。


免許を取る歳になったら、漫画と現実の区別を付けてもらいたいものだ。

会社員じゃなければ…!!!と思うあたり、僕もギリギリなのかもしれない。


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