にゃべ♪の適当詩集 2003

にゃべ♪

祈りの空

 白い鳥が還って行く

 空の彼方から新しい始まりを告げる為に

 とても神聖な空気に満たされていく


 夜明けが

 闇を切り裂いて

 滲むように


 海が輝いている

 幾重にも重なった雲から漏れて来る

 静かだけどとても尊い朝


 潮騒の声も今日はどこか優しくて

 透き通った風が少し肌寒くて

 清められていく 切りが無い程に


 どこか神社で祈らなくてもいい

 きっと今この空の向こうにおわします

 だから目を閉じて想い届けるよ


 今まで幸せを有難う

 どうか今年も見守っていて下さい


 見上げた空に

 蒼はとても眩しくて

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る