もちろん、小中高大学、ずーっと虐められたよ
学校ってやつに通ったら、必ず虐められていた。
空気が読めないし、発言が奇妙だからね。
たいていは、ドキュンにナイフ突きつけられたり、いきなり殴られたりっていういじめだったよ。
だけど、俺は喧嘩だけは強かったから、返り討ちにしてたよ。
でも、やり返していると、俺のほうがドキュン扱いなんだよね。クラスでもマトモな奴は、俺とは絶対につるまなかったなあ。
結局、陰キャラって今風ではいうのかな。そういう奴等とつるんでいた。
ホラー小説や、萌え小説、カードゲームとかで盛り上がって。
そういう青春だった。
定期的にドキュンにいじめられたけど。俺はヘラヘラしてたな。
決定的にドキュンが犯罪なりに適合することをやるまで待っていた。で、犯罪的なナイフを出すとか、コンビニで暴れて商品棚を倒すとか、そういうことをして来たら、思いっきりその場でたたきのめしていた。
後で学校の先生とか来たら、そのことを告げて、怖かったんだと主張して通していた。
調子に乗ったドキュンがみじめに陰キャラの俺にボコボコにされて泣いてるのを見るのが面白かった。
ドキュンのプライドをボっきり折るのが楽しかった。
昔から性格がゆがみまくっていた。「正当防衛に持ち込めば暴力使っていいんだ!楽しい!」くらいの考えだった。なぜ正当防衛なんてものが存在するのか意味も分からず、楽しいからやっていた。
虐められるという被害者側に立つ技術を覚えていたんだと思う。
そういう風なことをしていたから、今じゃ誰からでもバカにされる人格になった。バカにしたくなるようなキャラなんだ。ドキュンをおびき寄せるための餌の人格だったんだけど、社会的にも生きるのに楽だから身に着けてしまった。
だから、バカキャラで生きている。
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