保健室の主は見た!編

 やあ、今日もスパ◇ボ「」カクヨムお疲れ様。

 僕かい? 僕は日暮昭二ヒグレショウジ。本業はレヴァンテインのパイロットなんだが、スパイの真似事まねごとの方が多いかな。今は負傷中の身でね、医務室に住み着いてしまったよ。

 さて、年も明けてリジャスト・グリッターズの戦いも、新たな局面を迎えるだろう。ほら、耳を澄ませてごらん?


「……その話は、本当デスカ?」

「俺は嘘は言わない。ロキも、いいだろ?」

「ははっ、ボクならいつでもいいよ? なんなら、今すぐでも」

「おいおい、そいつは困る。ふねとその乗員は傷付けない約束だ。バハムート艦長も無傷で拘束させてもらう」


 おやおや、丸聞こえなんだけどねえ。

 ま、僕も一人ではこの医務室から動けない身だ。

 知ってもすぐには知らせられないが……ふむ。


「とりあえず、もうすぐ次元転移ディストーション・リープでリジャスト・グリッターズは惑星"アール"へ……もう一つの地球へ帰還する。惑星"ジェイ"から参加してくれてる仲間も一緒にだ」

「……望むところデス。あの人がいないなら……どこにいても一緒デス」

「よし、具体的な手はずを詰めていこう」


 不穏ふおんな話だ、やだやだ、やだねえ。

 さて、君ならどうするかい? リジャスト・グリッターズはいわば『』だ。そこには軍規や法はあまりない。ルールよりモラルで繋がってる集団だからね。

 勿論もちろん、僕は自分の良心に従って行動する。

 君も、よく考えてほしい。

 じゃあ、また来週だな……うん、新しい年も一波乱ありそうだ。

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