ついに合体!強いぞ僕らのエヴザクオン!編

 はいっ、みなさーん! お疲れさまです! 頼れるバトルキューピット! みんなのアイドル、羽々薙星華ハバナギセイカ@今でも彼氏募集中ですっ! なかなかい人、見つからないんですよね。なんか……カクヨムのロボ小説の皆さんって、彼氏持ちばかりじゃないですか?

 うー、でもいいんです!

 正義と愛の戦士、星華はくじけないのです!


 あっ、あれは! 同じトライアールの仲間、ミラちゃんっ!

 そうです、ミラちゃんだって恋愛そっちのけで頑張ってるんだし――


「バルト大尉っ! お夜食をお持ちしました。……トール一号機、どうですか?」

「ああ、すまんな。激戦続きで、関節部への疲労が溜まっている。スペアのパーツも、足りないものは唐木田カラキダが自作してくれているが」

「そろそろ、まとまった補給がほしいですね。あ、あのっ! なにかお手伝いできることは」

「……フッ、ミラ准尉。今は休んでおけ。俺の機体だ、俺が一番よくわかっている」


 ぐぬぬ、なんかいー雰囲気なんですけど! ……っていうか、あれは、んー……親子? 保護者? 上司と部下? なんか、いわゆるボーイ・ミーツ・ガールでラブラブな感じではないですね!

 でも、バルト大尉って格好いいのです!

 はぁ……ダンディなおじさまもいいなあ……ん?


「ちょっとお、零児レイジ? あんまし働き過ぎると"過労かろう"で"倒れイッ"ちまうわよぉん?」

「ああ、彰吾ショウゴさん。一刻も早く、この淵鏡皇えんきょうおうを仕上げたくて。虎珠皇こじゅおうに負けないくらい、強いパワーを感じますよ。きっといい機体になります」

「ちょっと血腥ちなまぐさい、けどねえ……因果な"運命さだめ"に縛られてるのは、零児たちのトライRと一緒よ」

「それでも、みんなを守って、みんなと地球を守る力ですから」


 ……零児って、年上に好かれるタイプよねえ。

 彰吾ママは面倒見がいいし、わたしもいっつもお世話になりっぱなしだなあ。小さい子たちもなついてるし、避難民の人たちも彰吾ママには心を開くんだよね。

 ……あ、あれ?

 ボッチって、わたしだけ!?

 はわわっ、そんなの駄目です、何かの間違いですーっ!


 そういう訳でっ、次回こそわたしも素敵に無敵な彼氏を見つけてみせます!

 でわっ、来週もスーパー◇ボット大戦「」カクヨム、必ずプレイしてくださいねっ!

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