キャラ被り案件、続々捜査中!編
まいどおーきに、お疲れさんやねえ。ウチは
ほいでもまあ……親が唯一残したもんやさかいな。
せやけどなあ、ウチ今めっちゃ困ってんや。それは――
「瑠璃、私の機体……瑠璃? 整備、もういいのだろうか?」
そう、あんたや、あんた! 『月明かりの妖精』の異名を持つエース、
「確かに、同じ瑠璃だけど……私は、
うんにゃ? 片や美貌のエースパイロット、片や地味な整備兵……しかもなあ、あんなあ……瑠璃はん、まだ少し症状が出るやろ? PTSD。
「処方された薬もあるし、最近は体調も悪くない。何より、子供たちばかりに戦わせてはいられないだろう?」
それやねん、それ! うちのいっちゃん嫌いな! あのッ!
「彼女が……桔梗が? そうか……【
グスン、なんやもぉ、同じ名前やのに……読み方も中身もぜーんぜんうちら、違うねん。なんちゅーか、ヒロインの格が、こぉ……
まあ、でも! それはそれ、これはこれ! ウチの整備は完璧や! 瑠璃はん、今日もあんじょうきばりや! スコア稼いだらキルマーク、増やしたるさかいな!
「ありがとう、瑠璃。月影瑠璃、出撃する!」
さーて、ウチは次の機体の修理と整備や。壊すな言うてるのに、ほんま腕は取れるわ脚はもげるわ、損耗率だけなら一国の軍隊並やで。でも、生きて帰るんやったら許すわあ。機体も直すさかい、あんさんもええね? 絶対に死んだらあかんよ?
ま、来週もスパ◇ボ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます