ブラコン戦隊アニスキーV!編

 よし、今日の任務は完了だ。皆、お疲れ様だったな。僕の名はヴァンス、今日のスパ◇ボ「」カクヨムのオペレーターをやらせてもらった。ま、デモゲームに比べたらこのスパ◇ボ「」は、楽なもんだ。死人も出ないし金もかからない、その上楽しくて熱中しちまうと来ている。

 ……やはり、兄のロックならもっと上手くやっただろうか?

 今日の僕は、ピージオンを前に出し過ぎた。それに、せっかく改造したサンダー・チャイルドも活かしきれてないし、何よりケイオスハウルやアルカシードに頼り過ぎたと思う。……また、ブレイライトをボス戦以外で活躍させれなかったしな。まだまだ、兄の足元にも及ばない。


「えっと……これは、あれです、よね? 千雪チユキさん。……ブラザーコンプレックス」

「ええ、略してです、ミリアさん」

「ちょっと待ってよ、ミリアちゃんも千雪ちゃんも! 野郎は酷いよ」

「そうですね、美亜ミアさん。では……、で」

「さん付けしても駄目だよぉ!」


 おっ、お前達は……ミリア・マイヤーズに五百雀千雪イオジャクチユキ、そして御門美亜ミカドミア。お前達もそうか、偉大な兄の背中を見て育った世代だな? なら、僕の言いたいこともわかるだろう。いつも結果を出して人望を集めるのは兄のロックさ。僕なんか――


「そ、そんなことないですよ! ね、千雪さん。ヴァンスさんだって、頑張ってると思います」

「ええ。ロックさんに技量や命中、回避で劣りますが、攻撃力は射撃も格闘もヴァンスさんが上です。それに、ヴァンスさんは加速や直撃を覚えますし、エースボーナスで――」

「はいはい、千雪さんはメタ過ぎる発言やめよーね?」

「とにかく、大丈夫です。私の兄様なんか、それはもう女たらしな上に……え、えっちですから」

「んー、うちのお兄ちゃんは真面目過ぎて偏屈へんくつかな? 人が撃てない、敵が殺せないんだ。……それって苦しいのに、ふふ……殺さないと殺されるのにねえ? ふふ、ふふふふ」

「ちょ、ちょっとミリアちゃん! あ、うちは……んー、普通にいいお兄ちゃんかな? ただ……その、マジカルみーあの正体を見られちゃってから、ちょっと私……私……」


 みんな苦労してるんだな。そうか、僕だけじゃないな……まあ、そうは言っても兄は超えねばならない壁、そして倒すべき目標とも言える。ま、これも何かの縁だ。お互い兄にはアレコレあるかもしれないけど、兄だけを見て生きてもいけないしな。


(あっ、白ヴァンスさんだ……)

(デレましたね)

(次はじゃあ、桃ヴァンスさんになるの? 富野的に言えば)


 さて、じゃあ今日はここまでだ。この秋も沢山のロボット作品がカクヨムでデビューしている。皆も機会があれば、是非いろんな作品に触れてみてくれ。僕もデモゲームの合間に少し読書するとしよう。そしてロボ大賞も好評開催中だし、パワードスーツ物や乗らないロボ、アンドロイドなんかの作品も面白い。だが……読書もいいがスパ◇ボ「」の攻略も続きを頼むぜ? なるべく早く再開してくれよな。じゃ、またな。

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