ならずもの

ならず者で構わないから

人から嫌われてもいいから

疎ましがられて

生きられるならまだ


ならず者でいいから

世間知らずと呼ばれて

嘲笑われて

それでいいから

それでいいから


せめて君は知っていて

僕のこと知っていて

いいところもたまに

見たことあるって

それくらいは知っていて


ならず者でいいから

街を追い出されても

後ろ指さされても

月を見ていたい



ならず者で構わないから

僕のそばに誰も寄り付かなくても

生きる道なんか

なくなっても


ならず者でいいから

雨の国道を歩きながら

車に泥水かけられて

それでいいから

それでいいから


せめて君はわかってて

僕の世界にも

太陽くらいは

昇る日もあるって

君はわかってて



ならず者でいいから

それで構わないから

夢がなくっても

君は光ってて


ならず者でいいから

ならず者でいいから

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