叫べ

叫んでやる

ここから叫んでやる

明日の崩壊も

今日の再生も

なんでも構わない


ひとひらの雪も

蹴散らして

闇夜に大声をさらけ出す

俺はひと

お前もひとなのだ


何を見た

そこに何がある


さあ叫べ

遠くあの丘の先へ

速くなる鼓動を畏れるな

スピードスピードスピードスピードスピードスピードスピードスピードスピードスピードスピードスピード

叫べ叫べ


海からやってくる野良犬の群に

空の彼方から現れる膨大な虫に


その喉笛を引き裂かれても叫んでやる


溢れかえる血も

ものともせずに叫んでやる


朝が希望の光に

影を包むまで

叫べ叫べ叫べ叫べ叫べ

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