死神謡い

風祭繍

Epigraph

 我々に残された道は、両刃の剣である文化の悲惨を文化そのものによって乗り越えていく以外にはなく、そのためにはランガージュの本質をとことんまで抉り出し、文化現象の一切がに過ぎないことを見極めて徹底的に個別文化を相対化し、これを通して人間文化そのものを異化することが要請されるのである。

                       丸山圭三郎『ソシュールを読む』

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