第7話 おふくろの味

 おふくろの味が忘れられなくて実家に立ち寄った。

 出迎えてくれたのは親父一人だけ……。

 頭では理解しているつもりだったが、やはり堪える。

 おふくろはもう居ないんだ。

 去年おいしく食べちゃったんだ。

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