【LN】なんてね。

「肩にゴミついてるよ? うそぴょーーん!」



息をするように嘘をつく子どもでした。

捻くれ者だったんでしょうかね。

家庭環境?



子どもは純粋だから、子どものわたしの言うこと、信じるんですよね、一瞬でも。

そうやって、情報錯綜させて人を翻弄するのが好きでした。

いまでも好きかもしれません。

我ながら性悪。



でも、

大きくなるにつれて、

うそからは遠くなった気がします。


そう。

うそをつき飽きてしまったわたし。



でも、ある意味しあわせだったのかもしれない。

自由にうそをつけたぶん、うそをつかなくてもいいぐらいハチャメチャな人生を歩いている気がします。


しかしながら、いまでも。

誰かにうそはつけなくても、

黙り込んでしまうことは、ある。

自分の思いをなかったことにすること。

自分にうそをついていることになるのかな?


なんてね。



誰かにうそがつけないなんて。

人間としてつまらなくなってしまった?

でも、これもわたし。


誠実になりたいと、

もっともっとつよくなりたいと。

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