ゼネシス・オンライン
静夜者
第1話 ゼネシス・オンライン
2600年4月9日。
今日はあいにくの大雨である。
だが、日本中は雨にも負けないもの凄い熱気が漂っていた。その興奮の熱気の正体は"ゼネシス・オンライン"。今日発売のVRゲームである。
VRゲームとは頭に装着する形のゲーム機で視界をリアルな仮想空間世界を写し出すものである。脳の信号を読み取り思った通りに仮想空間で動くことが出来るという画期的なものである。
そのVRゲームの中で製作期間10年を費やしたと言われている"ゼネシス・オンライン"には世界中で注目されていた。
世界よりも早く日本では先行販売することから熱気はピークである。TVをつけても海外も日本でも"ゼネシスオンライン"のNEWSばかりである。日本中が騒いでいるなか1人、人一倍興奮している人がいた。中学3年の根釜 謙也である。
「よしっ!」僕は混み合った回線の中でなんとか"ゼネシス・オンライン"を手に入ったようだ。
「接続開始致します....」
VRゲーム機"バーゴイル"の案内とともに僕は仮想世界に入っていった。僕の大冒険の始まりである。
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