第14話 I wish..♥願わくば♡ 14 加筆修正有2020.08

14.


=== 仁科葵 & 小野寺祐子===




 今更に酷い男ずるい男と内心罵倒しつつも一方で

夫の宣言に馬鹿だなぁ~と思いながらも

絆(ほだ)されている自分もいた。ヾ(*′○`)゚ダメダヨォ




 だめだよ。

 今までのことは、なかったことには出来ないのだから。



 それに今回の宣言だって本当に守れるものかどうか

怪しい臭い200%プンプンものなんだから。




 しかしねぇ、絆(ほだ)されてる気分をあっさりと

断ち切ってくれる事件簿がその後私の身に待ち受けていた。

                 

              Σo(TξT)oオワタ




 前々から不定期で習っているパッチワーク。


 その教室に半年前から来ている小野寺裕子という36才

独身女性と割と仲良しになった。


 彼女は毎週ちゃんとレッスンに参加していて

かなりチャーミングな女性で独身なのが不思議なくらい。



 私は忙しくて不定期で参加させてもらっているけど

もうパッチワーク暦は10年にもなるので、そこそこのモノは

作れる。


 それで彼女からよく教えて欲しいと頼まれることがあり

そこから自然に懇意になっていった。



 そんな中で彼女からよく夫のこととか子供のことを興味津々に

聞かれることがあったけれど、独身故の興味なんだろうと

思っていた。






 「ご主人って素敵な方ですか?」(〃∀〃;)





 『う~ん、どうだろ・・まぁフツメンかな。』o(* ̄o ̄)o




「ご主人モテます?」(✪ܫ✪〃)




『う~ん、どうだろ?』('ε')




 イケメンと云って興味を持たれるのも疲れるので適当に

答えていた私。





 イケメンだろうがモテようが、自慢する気もおこらンのよ。

あまりに突出していればね。




 モテてもモテなくてもイケメンでもイケメンでなくても

私だけを見ててくれる夫であったならお惚気でモテるよ、イケテルよって

少しは自慢だってしたかもしれないけど。




 我が家の場合、あまりの夫の行動の異常振りに

私の感性も壊れちゃってたかもしれない。




 だけど、小野寺さんが私に近付いて来たのには

訳があったのだ。٩(๑´3`๑)۶ マイルワァ





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