第46話ファイブスターストーリーの設定集が届いたので

 さっそくぱらっとめくり、くらくらきたので中途半端なところで閉じる。

 今日は楽しい夢を見たんだよにゃ。

 でもそれは充足夢といって、現実世界で楽しみがないことを表してるらしい。

 緊張して絵を描いてるせいかな。もっと自由にやれたらいいのにと、そういう意味かな。

 まあ、今日は少年顔で陰影つけてのんびりしたのでいいかな。


『ななこSOS』描いていた吾妻ひでおさんが、「こう、ろり~ろり~と」女の子の絵を描いていたそうなので、わたくしは「ショタ~ショタ~」と、言わずにショタ顔を描いてました。

 なんで今、ショタかというと、子供の顔って男も女もない気がするから。意識して描かないと男の子にならないから、なんでも挑戦! みたいな。


 相変わらず美少年顔を描いてますが、一種能面みたいなので見つめているといろいろな表情が垣間見えてくる。陰影も浮かんでくるので、シャーペンでシュシュッと影入れて、指でぼかしてやる。うん、能面じゃなくなった。いわさきちひろの子供顔みたいになる。ぺたっとした印象なので、シャーペンの後ろのノックの中にある消しゴムでハイライト。凹凸が出た。

 

ということを一日かけてやってるので効率があんまりよくない。いくら真剣にやってても、周囲からは暇つぶしにしか見えないだろう。


 ふう。こうしていると、学生時代を思い出す。

 クロッキー帳を見せた講師がこう言うんだ。

「なんとなーくきれいに見せるんじゃなく、もっと泥臭く線を描いて」

と。

 なにがなんだかわからなかった。わたくしには陰影は見えるが、線など見えない。見えないものはどう描けばいいのかすら、見当もつかない。

 なので、他人様のスケッチブックを見せてもらった。

 うん、役に立たない。

 表現の違いとしか言いようがない。

 キュービズムだったりシュールレアリスムだったりするのと、印象派の表現の差くらい違う。

 みんなゴッホ風、セザンヌ風、ピカソ風の絵を見せて褒め合うけれど、どこがいいのかわからない。うん、似てますね、の一言で終わりだ。

 文章もこれに等しくて「******さん風の文体で*****さん調の作品を書いてます」って自己紹介するんだけど、それのどこがいいのかはわからない。なんで自分風にしないのって思う。そんなの「明朝体でお手本通りに書きました」っていうあたりさわりのないハガキ文書でしょ? いや、今、メール? 「モテテクノート見ながら打ちました」っていう感じの。求めてないから、そういうの。

 そういう自己紹介されると、内容すら興味が持てない。テーマなんて、一番大事な面まで期待できないから。

 面倒だったなあ、卒業パーティー。早々に帰ってきちゃったっけ。

 あ、FSS関係なかったや。

 

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