第21話 ブルーのワイシャツ


ミナミは、事実婚の掟が書いてあるノートを



ジッと見ていた。



どうして、こんな掟が早くから決まっているのか



不思議に思いながら読み返す。



ミナミがボーっとしながら事実婚の掟を見ていた時、



急に怒鳴り声が聞こえてきた。



「なんだ!このバラバラの組み合わせは!」



「分からないんです」



研究室のテーブルの上は何枚もの紙がゴチャゴチャに



置かれていた。



どうも上層部にしか知らない事があるようだ。



「組み直せ!どうして、こうなっているんだ!」



「分からないんです」



「早く調べる事が先決だ!」



医師たちは、慌てている様子だ。



ミナミは、ビックリして黙って聞いているしかなかった。


それに、詳しい事が伝わってこなかったからだ。


話ばかり聞いていては分からない。


ミナミは、とにかく東京に行かなければと思った。























































































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