ファミリーベーシック
【登場話:一九八四年の近未来】
〈ファミリーベーシック〉
1984年 任天堂 ファミリーコンピュータ
BASIC言語をファミコンで扱い、簡単なゲームプログラムを自作することができるソフト。
専用キーボードが同梱されている。
ただ、プログラム実行のために扱えるメモリ容量が非常に少なく、本格的にゲームプログラムを作成するのは非常に困難であり、機械語を利用したり記述を少なくする様々なテクニックを必要とした。
また、プログラムの保存には、ROMカートリッジに乾電池を入れて一時的に保存する方法や、外部のテープレコーダーでカセットテープに記録する方法が取られている。
乾電池のほうは少々難ありで、保存するスイッチのON/OFFを切り替える際にカートリッジに触れなければならず、その瞬間にフリーズしてしまう事故が多発した。
その一方で、ファミコンユーザーが小学生中心だったこともあり、電卓、音楽制作、ワープロ、占いなどの機能や、コンピュータと対話する形の起動画面など、敷居を下げるための工夫が見られる。
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