売れるものを書くのはもう古いのでは?
こんにちは! 三連休中日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。私はスーパーで買った『甘酒飴』っていうのが非常に美味しくてずっともぐもぐしています。
さて、今日はカクヨムはあんまり関係なく、最近私が思っていることについて書きなぐろうかと思います。小説だけではなく、漫画やイラストなどもそうなのでしょうが。新人賞などで受賞したり書籍化するのは、作者が書きたい作品ではなく『読者が求めている作品』だと。
そりゃあ、ねぇ? 実際にお金を出して本を作って売る出版社にとっては売れる作品かどうかが大暫定だと思います。異世界転生が流行っているのだから、そんな作品をたくさん書籍化するでしょう。作家は売れたいがために異世界転生ものを書くでしょう。わかるわかる。
でも、もしかしてその考え方はもう古いかもしれません。いや、異世界転生ものが古いと言っているのではなくて。最近のSNSを見ていて思うんです。こんな漫画書いてみた、ってツイッターで上げてもの凄い数のいいねやRTを稼いでる人、たまに見ません?
それらはどちらかというと、最近の流行りではなく自分の書きたいものを書いているだけ。飼い猫との暮らしだったりとか、格好いい老人の話とか、子供が出来た女子高生の話とか。どこにそんな需要あるの? って思うものばかり。でも、実際はそれがウケているし、書籍になったり漫画アプリで連載が決まったりしているわけじゃないですか。
つまり、もう『売れる作品は何か』って考え方は古いのではと思ったわけです。SNSが生活には欠かせないものになって、読者……いや、受け取り手の反応が作品に及ぼす影響はかなり大きいものになった。先日けものフレンズの監督が呟いた一件で大炎上していたのが良い例ですね。ツイッターが無ければ監督の声はファンに届かなかったかもしれないし、ファンの声が株価を変動させることもなかったでしょう。
売れる作品は何か、という前提は基本だとは思います。でも、それは必ずしも流行だけで見るべきではない。世界に簡単に発信できるようになった今、思わぬものがヒットするかもしれない。そういう世の中になった。これからはそういう作品がもっと増えるでしょう。
ということは、結局は自分の書きたいものを書ける人が強いのかも? それこそが、表立って出ていなかった読者が本当に読みたかったものなのかもしれませんし。小説と漫画では違うかもしれませんが、もう作家はSNSに頼らざるを得ない世界なんだなって思いました。
というわけでね。ちょっと私も書きたいものを書いてみようかしら?
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