第253話 黒歴史は恥ずかしい
冒頭いきなりで申し訳ございませんが、ここで余談を一つ挟ませて頂きます。
私が初めて読んだ三国志演義は横山光輝先生の『三国志』でした。
読んだ時期は中学生。黒歴史を連発していたころです。
で、恥ずかしい話なのですが、当時、私は何故劉備が呂布に優しく接しているのか、全く理解できませんでした。(黒歴史)
呂布は、二度、義父を殺した裏切り者。裏切りの天才。
そんな呂布に対し、何故劉備は優しく接するのか?
その答えがどうしてもわかりませんでした。
しかし、大人になり、もう一度三国志を読み直した時、ようやく自分なりの答えを見つけることが出来ました。(新黒歴史)
その答えがあっているのか、間違えているのかは分かりません。
しかし、本小説ではその答えを書かせて頂こうと思います。(超黒歴史)
恐らく、何かしらの三国志演義を一回全部読まないと納得できない答えかと思われますが、それでも書かせて頂きます。(メンタル崩壊)
読者の皆様も、登場人物の心理を考えるという黒歴史を作り上げながら、本小説を読むと、より一層楽しめると思います。(黒歴史への催促)
長くなりましたが、以上が作者の余談となります。
ではでは、続きをどうぞ~ん!
「呂布についてのご内命。あまりに急なことなので計りかねます。いずれ機を図り、命を果たせる日も参りましょうが、今しばらくは、無理無理無理無理!出来ませ~ん!です。 劉備玄徳。」
劉備からの返答の手紙を読んだ曹操は、
「・・・ふふふ。さすがは劉備。上手くかわしてきおった。」
と、安易に策に乗らぬ劉備を褒め称えた。
「荀彧。お前の策は通用しなかったぞ。(笑)」
ケラケラと笑いながら、傍にいた荀彧をからかう曹操。
しかし、荀彧は冷静であった。
『智者たる者。逃げ道はいくつも用意しておくべし。』
荀彧の考えていた策は『二虎競食の計』だけではなかった。
彼は凹むことなく、新たな策を曹操に述べるのであった。
「ふ、ふ、ふふふのふ~!曹操様!ご安心あれ!第二の策がございます!」
「ほほう、さすがは荀彧。ではでは、聞かせてもらうぞ。第二の策とやらを。」
「はっ!私の考えた第二の策・・・それは・・・」
「それは・・・?」
「それは、『
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