048.Timpani~ティンパニー

太鼓系打楽器の中で音階が奏でられると言う、数少ない楽器。

音階が奏でられる理由は本体の構造にある。

太鼓のような筒状ではなく、通称ケトル型といわれるお椀状の構造により、ピッチが安定するという。

オーケストラでは迫力ある低音を提供している。

スケールで用意はできるが、場所を取る為にあらかじめ使われる音だけが用意される。

ちなみに、ティンパニーとはイタリア語であり、この単語は複数系で、単体だとティンパノと呼ばれている。

ちなみに英語では「ケトルドラム(KettleDrum)」という。直訳するとやかん太鼓だ。その物の構造を示している。音程が取れる太鼓系打楽器というのは珍しく、このケトル型と呼ばれる底が丸みを帯びた構造になっている事が要因となっている。

そして特有の演奏はロールだ。ダララララと鳴らす、ようするにドラムロールの事である。

この楽器にもペダルがあり、これは打面の皮の張り具合を調整するもので、それにより音程を変える事が可能。

ドーンと叩いた後、ペダルを踏むと音の終わりの音程が上がると言う間抜けな音が出る。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る